湿気と暑さで、いつにも増してスローモーな itolicoです。
さて今回は、過去に編んだ Evelyn A. Clark さんの有名なフリーパターン「Swallowtail Lace Shawl」をもう一度編んでみよう!ということで再挑戦してみたいと思います。
- 「Swallowtail Lace Shawl」に再挑戦!
- 「Swallowtail Lace Shawl」実践編
- Ordinary Cast-on
- Budding Lace Beginning(Chart 1)
- Budding Lace Beginning(Chart 1)
- Budding Lace Repeat(Chart 2)
- Budding Lace Repeat(Chart 2)9回終了/14回中
- Budding Lace Repeat(Chart 2)終了
- Lily of the Valley Border(Chart 3A, B)
- 「nupp」は雑念を捨て、思い切りで!
- 編みメモ
「Swallowtail Lace Shawl」に再挑戦!
「書かれている通りに編み進めていけばOKです。」「はじめての英文パターンに挑戦するなら Swallowtail Lace Shawl を」と、おすすめしたのは良いのですが、小さな疑問が湧いてきました。
初代スワローから9年経った今、確認の意味も込めまして、再挑戦してみようかなと在庫糸を引っ張り出してみました。
パターンの用紙も新しく印刷し直して、準備万端!編めますかね、編めたらいいですね(オイオイ
「Swallowtail Lace Shawl」実践編
Ordinary Cast-on
それでは、Cast on(作り目)5目からのスタートです。
考えてみれば、棒針編み&輪針でこんな少ない作り目で編んだものがありましたかね?
日本の編み方でいくと、ショールを編むなら幅や丈の分の作り目が必要になりますよね。なので、この作り目5目とは一体どの部分なのかさっぱりわかりませんでした。
後々、この疑問がわかってくることになるのですが、それと同時におもしろくなってくるんですよね。
Budding Lace Beginning(Chart 1)
だいぶ編み進みまして、Chart 1 に到着しました。やっているつもりが忘れがちな yo(掛け目)がたくさん出てくるので、要注意ですね。
まず、一旦全部ほどいて編み直しました。今ひとつ編み目がきれいではなかったのと、編みはじめということもあってリセットして仕切り直し。わかりやすく段数マーカーもつけました。
Budding Lace Beginning(Chart 1)
1段の最後に(11 sts)とトータルの目数が表示されているので、目安になっていいですね。総模様なので、後々悲惨な目にあわないように、ちょっと面倒でも確認しないとですね。
Budding Lace Repeat(Chart 2)
両サイドと中央の yo(掛け目)で、1段計4目増えていくはずなのに、最後に「あらん?」となるのはなぜでしょう。1段〜6段を14回繰り返して(195 sts)まで編み進みます。
Budding Lace Repeat(Chart 2)9回終了/14回中
もう少しで Chart 2 もクリアしますが、編み地がグッと大きくなりましたね。だんだんおもしろくなってきました。
あたくしは、この Chart 2 の Row 5 に出てくる sk2p のところが好きですね。この段で模様が際立つので、編みながらスッキリくっきりします。
表が総模様なので、裏編みになったときに、前段の掛け目が微妙に隣の目と重なっていたりします。調整しながら編まないと、勢いで掛け目が消えてしまった!となりかねないので要注意です。
サイズ的にはまだまだ小さいのに、肩に当ててみたり、角度を変えて模様を透かしてみたり、いろいろしますよね。確認作業もまた楽しいのです。
Budding Lace Repeat(Chart 2)終了
Chart 2 の Row 1-6 を14回繰り返しが終了しまして、トータルで195目まで成長しました。画像があまり代わり映えしないのですが、段数マーカーの数で比較できるかと思います。
次のChartからは、棒針でつくる“玉編み”「nupp」が出てきます。表で種をまき育て、裏で収穫するイメージなんですが、果たしてうまく編めるでしょうか。
Lily of the Valley Border(Chart 3A, B)
Chart 3A, B が終了しました。
ここで、プリントのPage5のChartsを振り返ります。「Chart 3A」の1段目をずずずいーと Center Stitch まで編み、次はというと「Chart 3B」の1段目を最後まで編むとトータルでその段が終わるということですね。
「文章」を見ながら編んでいたので、「はて?この3Bの編み図は一体どの部分なんだろう?」と考えていましたが、編み終えて意味がようやくわかりました。こんなあやふやでもなんとかなるものです(オイオイ
「nupp」は雑念を捨て、思い切りで!
今回使用したのが糸なんですけれども、nupp のコロンとしたイメージが想像できなかったので、7nuppに挑んでみました。が、初っ端から失敗し、おとなしく5nuppにしました。
掛け目、5nupp、掛け目
この両側の掛け目を常に意識していないと、一緒に編んでしまいがちなので、ここ要注意ですね。あと、nupp を編んでいるときですが、技をかけられたレスラーみたいな表情にだけはならないようにしなくてはなりませんね。編み人は、あくまでも優雅に。
Lily of the Valley Border(Chart C & D)
↑ 移動先のバリバリ和室で編んでいますが、「Chart 3A, B」終了でようやく nupp からの卒業〜と思ったら、ちょっと待った!「Chart C & D」を編まなければなりません(白目
Lace Border(Chart 4)
そして、ついに Chart 4 に突入です。模様編みの決め手は yo(掛け目)。ここからは yo を忘れないように注意しながら、編み進んでいきます。
Scalloped Lace Edging (Chart 5)
ここまで来ると先が見えてきました。
気をつけたいのは、この Chart の「Row 8」は knit(表編み)ですよね。WS(裏側)なので、今までの流れでついつい purl(裏編み)で編みそうになりましたが、この段は「表編み」です。
Scalloped Lace Edging (Chart 5/Elastic Cast-off)
編みはじめた時は先が長いわ〜と思いつつも、仕上がってしまうとちょっぴり物悲しいものがありますね。そして、また編みたいものを探してしまうわけですが...。
さて、Elastic Cast-off ですが、エッジのトゲトゲ具合が物足りなかった初代「Swallowtail Lace Shawl」のリベンジということで、太めの針で伏せ止めしたかったのですが、今回はコレで挑みました。
持っていてよかった、Faber-Castellのシャープペン。
ちょうど良いサイズのものがなくて、25mmほどあるので代用できるかな、と。左手は編んでいた輪針、右手にシャープペンを持ち、編んで→バックループ表編み→編んで→バックループ表編み→と40分ほど唱えながら、あっけなく終了しました。
今回は[検証]ということで7回にわたって進捗状況をUPしてきましたが、途中バタバタして中断してしまいましたが、どうやら気のせいではなく
あたくしは、
「Swallowtail Lace Shawl」を再び編むことができる。
という結論に至りました!ありがとうございます。
編みメモ
- 使用糸:スモモコード(200g 約760m)
- 太さ:合太(シルク55% コットン45%)
- カラー:CAFE AULAIT
- 使用針:ニットプロ 輪針NO.8
- 編みっぱなしの完成サイズ:約高さ52cm×幅135cm